いのちがめぐる暮らし

たねまき日記

イベント盛りだくさんな11月!!山梨もエシカルな取り組み増えてます


たねまき日記|vol.6

taneto編集部での裏側やイベントなどの記録として、「たねまき日記」をはじめてみました。きまぐれな編集長とゆかいな仲間たちがときたまつぶやきます。

「世界を癒す」が最近のキーワード


気候変動の取り組みがなぜ辛いのかって、拭いきれない「宿題感」だなーとしみじみ感じてます。子育てに置き換えて気候変動のアプローチを捉え直してみたり…。写真はFabCafe Fujiさんの大豆ミートのラザニア。美味しいって要素も大切にしたいところ。

1番深刻な社会課題と言われる気候変動に対して、何かしたいという人がこんなにもたくさんいるのに、動き出せない原因はなんだろうとか、やりなさいと言われているような宿題感をどうしたら無くせるんだろうとか、強く生きるよりも人の弱さに立ち返るとか、その中にある本当の価値や意味ってなんだろうとか。

そんなことを日々考えてます。頭の中は大抵めんどくさい。

でも、そんなめんどくさいことを楽しめちゃうのも、一緒に考えてくれるチームがあってこそ。この2ヶ月くらいは富士山科学研究所の安田先生と、気候変動の地域実態調査をすべくアンケートの内容を組み立ててました。筑波大学の先生や山梨総合研究所など、いろいろな方にご協力いただきながら、近日中にスタート予定です。

ところでみなさん、気候変動という言葉を聞いたときに、何が思い浮かびますか? 調査していくにあたっていろいろな方に聞いていたんですけど、大抵出てくるワードが「干ばつ」とか「大規模な森林火災」とか「北極の海氷が溶ける」とかね、遠くの世界のことなんです。

これってメディアの影響もあってインパクトが大きい映像が残るのは仕方がないことなんだけど、やっぱり自分ごとにしにくい原因の一つだなとも思ってます。なので、私たちがアンケートで集めるのはもっと具体的な体験談。

今年の夏が異常に暑かったのは記憶に新しいと思いますが、日本一の暑さを記録する日もある山梨県勝沼町に住む私の周りでは、暑すぎて子どもたちがプールに入れないとか、課外授業や部活動の中止、公園の遊具で火傷、スコールのような雨が増えてぶどうが実割れしたり、病害虫の被害が増えたとかね。

個人的には暑すぎて庭仕事が全くできなかったし、どこかに行くのも億劫だったな。もはや、家を建てる場所を間違えたと後悔するほどの気温だった。

「災害級の暑さ」という言葉をよく耳にしたけれど、多くの人が熱中症で亡くなる時点で「災害」だという認識も必要で、もはや「今年は暑かったね〜」というレベルの話ではなく、これから年々上がり続ける気温を前に、この世界でどう生きていくのか?という話。

でもほら、こういうこと言い出すと息苦しくなってくるから。ちゃんと理解することも大事だけど、何も考えずとも気づいたら社会や自分のライフスタイルが変わってた、みたいなナッジも大事なんですよね。

その前段階として、「なにかしたけど、なにをしたらいいのかわからない」という人たちが持続的に動き出せるような流れを作れるように、私たちはアプローチしていきたいと思ってます。

今回のアンケート調査で主に集めたいのは、気候変動の影響で起きたみなさんの日常の変化や、困っているというリアルな声です。今までこうしたデータを解析するのは大変だったそうですが、プロフェッショナルな先生のおかげで地域ごとに課題の洗い出しができそうで。新たな試みなので試行錯誤しながらではありますが、スタートしたらたくさんの方にご協力いただきたいことの一つ。

将来的には、アンケートの調査結果を元に、行動変容につながるようなワークショップの組み立てもしていきたいと計画中です。

そういえば他にも、「活動が続かないのは好きだからじゃなくて、やらねばならぬというモチベーションでつながってるのもしんどい原因だよね」とか、よく言われることですが「儲からないから」とかね。いろんな話がありました。

私も最初は問題意識からのスタートで、「なんでこんな世の中なんだろう」という怒りを抱えていたのだけど。そこから数年経った今、続けてるモチベーションってなんだろう?と振り返ったときに、気候変動の課題感よりも、自然観を持っている人と語り合うのが好きだから、ということに気づいて、自分の「好き」が原動力に変わったんですよね。

「怒り」って起爆剤的に大切な要素だけど、長くは続かない。 もっとその根本にある大切にしたいことにフォーカスしていくと、怒りがポジティブに変換されて、楽しみながら持続的に活動できるなーという感覚です。

「走れば走るほど二酸化炭素を吸収する車とかさ。人は行動したくなる生き物だから、抑制するんじゃなくて、行動することで良くなる仕組みにすればいい」って、一緒に研究している安田先生が言っていたのだけど。

結局、生きるためや自分を守るために、その先で意図せず誰かや何かを傷つけてしまう仕組みになっているだけだから。やればやるほど、傷ついた世界が癒やされていく暮らしをちゃんと組み立てていきたいですよね。

さて、いろいろな企画に携わりつつイベント盛りだくさんな11月。山歩部と坐禅部も動き出します。 めんどくさい話が大好物な皆さん、見かけたら声かけてやってください。とりあえず一緒に遊びましょ!

 

 𓈒꙳⁎ information ꙳⁎˙

11月8日|taneto山歩部企画さんぽの日(ゆったりコース)
富士山科学研究所・安田先生のフィールドワーク
富士山5号目13:30~15:30 参加費500円

植物を通して生き方を教えてくれる、安田先生の世界観にふれてみて…!
*乗り合わせいっぱいなので、5合目で合流になります。別途通行料2000円が必要です

11月10日|NAKED MARKET YAMANASHI
遊亀公園10:00~15:00
@nakedmarket_yamanashi

きっと新しい発見たっぷりの見逃せないイベント!売り切れ続出なので、早めの時間がおすすめです。

11月17日|MORIKATSU
塩山ふれあいの森総合公園10:00~15:00
@shhouse2020

気づけば県内最大級のエシカルイベントなのではないでしょーか♡お見逃しなく!

11月23|BBQ地球茶会& もったいないキッチン上映会
石川淳哉さんの御殿場フィールド 参加費2000円〜
山梨を拠点に広がるソーシャルグッドのつながりで遊ぼう!

淳哉さんの熱量に触れてほしい…!地域でアクションを起こしたい方、ぜひ一緒に過ごしましょうー

11月26日|taneto坐禅部企画坐禅の日
能成寺10:00~11:00 参加費500円
@nojoji_kofu

なにがって、副住職ぶんさんのまとう空気がよきです。癒されに来てね。


山歩部と坐禅部のお申し込みは公式ラインからどうぞ!

岩崎 舞@taneto_mai
エシカルメディア「taneto」編集長。山梨在住、2児の母。セラピスト歴18年。憧れの起業家はYAMAPの春山さん。人生の物語りと哲学、めんどくさくて泥臭いことが好き。

\ 最近出会ったお気に入りの本はこちら /

こんなにも日常に照らし合わせながら反芻する本って初めて。ゆっくりゆっくり言葉を味わってます。視点を変えたい時や哲学好きな人にはおすすめ。人生観変わります。来年、座禅部で読書会する予定。

\ 山梨にエシカルなお店がこんなにあるって知ってた? /

tane map

編集部オススメのスポットをMAPにしました。食べる・買う・遊ぶ場所を探している時に、アクセスしてみてくださいね!

ちなみに、MAPもナッジなんだって。活用してみてね。


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